シリーズ名 | ファイヤープリベンター |
副題 | 無公害・防火・難燃剤 |
概要
「ファイヤープリベンター」は、化学的処理の施されていない綿・ウール・紙・木材など天然素材に噴霧するだけで不燃性に変えることができ、優れた火防(ひぶせ)の効果を発揮します。
火災予防は適切な防火管理はもちろんですが、家財や衣類など素材そのものに難燃処理を施すことで、より安全なものとなります。
ファイヤープリベンターは無色透明で無公害性の水溶性薬剤です。合繊や新建材などのように人体に有害な刺激や有毒ガスが発生しません。また、噴霧した木材や布などに変質や変色が起こりにくく、貴重な重要文化財などにも安心して使えます。さらに、紫外線や気温によって難燃効果が損なわれることなく、雨に当たらない所なら半永久的に効果が持続します。
![アスゲンシーラー 概要](/wp-content/themes/fake_tcd074/img/tech/crystal/bg_other3_box3.png)
特徴
(1)フラッシュオーバーを抑え、遅らせる
(2)類焼を防ぐ
(3)人と環境にやさしい無公害性
(4)対象物質の変質・変色が起こりにくい
(5)簡単な処理で効果が持続し、コストパフォーマンス性に優れる
(6)住宅から衣類まで多種多様な素材・用途に対応
用途
・神社・仏閣・文化財などの保護に
・ダンボールのパッケージに
・住宅・家具・カーペットなどに
・病院などのランドリーシステムに
・建築用材木に
試験データ
(1)防炎性能(木材)
ファイヤープリベンター処理の木造小屋と未処理の木造小屋を準備し、2棟の小屋の防炎性能を比較しました。
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![](/wp-content/themes/fake_tcd074/img/tech/crystal/bg_other3_box4_2.png)
![](/wp-content/themes/fake_tcd074/img/tech/crystal/bg_other3_box4_3.png)
(2)防炎性能(紙)
ファイヤープリベンター処理の新聞紙にアルミニウム片を置き、バーナーで炎を吹き付けます(約1300℃)。その結果、アルミニウム片は溶解しますがファイヤープリベンター処理を施した新聞紙は燃えないことを確認しました。
![](/wp-content/themes/fake_tcd074/img/tech/crystal/bg_other3_box4_4.png)
(3)防炎性能試験(布)
ファイヤープリベンター処理の新聞紙にアルミニウム片を置き、バーナーで炎を吹き付けます(約1300℃)。その結果、アルミニウム片は溶解しますがファイヤープリベンター処理を施した新聞紙は燃えないことを確認しました。
![](https://www.nikko-gp.co.jp/wp-content/uploads/2022/08/zu3.png)